お題:がんじがらめ
月間賞
目に見えぬ ほどけた縄が 浮かぶお湯
ひだまりん 様 / 40代
佳作
船頭が 多過ぎ孫の 風呂デビュー
ゴエモン 様 / 60代
佳作
父が言う 百まで浸かれ 今もなお
なつ 様 / 50代
佳作
風呂にまで スマホ持ち込み テレワーク
黒キューピー 様 / 30代
佳作
混浴で 身動きとれず 湯あたりに
松本俊彦 様 / 50代
佳作
浴槽も インバウンドで すし詰めに
唐変僕長吉 様 / 70代
【月間賞作者より】
お風呂に入るまでは気づかないのですが、湯につかった途端するすると縄がほどけていくように感じることがあります。心地よい瞬間です。
これからの季節は暑さからも解放されるお風呂が楽しみな時間です。
【選評】
みんな目には見えない様々な何かに縛られて過ごしているんですよね、きっと。綺麗に整って美しくまとまり過ぎているが故に少々俳句のようでもありましたが、情景が浮かび共感を生む良い句でした。
月間賞作品はお風呂によって解放されている内容ですが、佳作作品は全て、お風呂の中でさえ何かしらの「がんじがらめ」が存在している内容。これはたまたまの結果でしたが、改めて見て面白いです。
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